メンヘラの方のリストカット跡とアトピー性皮膚炎の掻痒による皮膚の破壊

　最近知った言葉が「メンヘラ」である。
うちのお店は若い女性はほとんど来店されないが、数人の若い女性が来店される。
その共通点は腕の内側に多数の傷跡がある。。。

世の中に自傷癖のある方がおり、自分の腕を傷つける事は聞いていたが、実物を見て思ったのだが想像以上に傷跡が多い。。。

うちのお店は基本的には心が病んだ方の常連さんが多いので、それはそれで全然OKなのだが、アトピー性皮膚炎の方が、皮膚の掻痒感で掻きむしり肌が破壊されている事と照らし合わせると奇妙な感じがする。（ちなみに興味本位でインターネットで「リストカット」という言葉で検索して画像を見るのはお止めください。。。。。。。特にグロいのが苦手な方や食事中の方は・・・）

メンヘラの方は心が病み⇒身体を傷つける
アトピー性皮膚炎の方は皮膚炎で病み⇒心が病む
（アトピー性皮膚炎の場合は全てが上記の順序ではなく、逆の場合もあるが・・・・）

どちらに優劣をつけるわけもなく、双方ともに物質的に見える肌の破壊具合がその方の病機の重さなのであろう。。。。（私はリストカット画像と治療中の方のひどい状態のアトピー画像を見比べて思う⇒これらの方々の病機の本は内側にあり、五臓の乱れは外面に現れている肌の破壊以上に重いんやろなー・・・・）

最近よく思うが、心身ともに至極健康な方は非常に稀なようである。
（この店で働いているからかもしれないが・・・・・）

山本 祐嗣

大阪の浪速区にあるミズホ薬店の店主。
お店にひきこもって漢方の勉強をしたり、漢方相談をしながら暮らしています。