原因不明のノドのつまり感(梅核気・ヒステリー球)の正体は?

2026年02月27日

原因不明ののどのつまり感を経験した人は、多いのではないのでしょうか?

特にストレスを感じた時にのどがつまる、またはメンタルの不調が続いて「のどのつまり」や「のどの違和感」感じる事が多くなった。

病院に行っても、大きな異常はなく咽喉頭異常感症という診断をされる事もあります。

咽喉頭異常感症は梅核気(梅の種がのどにひっかかったような感覚)やヒステリー球とも呼ばれる事があります。

でもこの症状は気のせいではなく、原因があるのです。

その原因をひとことで言うと、ずばり「のどのこり」です。

ストレスで肩がこるのと同じように、のどの奥にある「輪状咽頭筋」(りんじょういんとうきん)という筋肉が緊張して、カチコチに固まっている状態です。 ストレスを感じると自律神経(交感神経)が興奮し、無意識にのどをギュッと締め付けてしまいます。

さらに、粘膜の乾燥や胃酸の逆流による微細な炎症が神経を過敏にさせます。

実際には「梅の種」や「ヒステリー球」などの異物は、のどには存在しません。

しかし、筋肉の締め付けと感覚の鋭敏化によって、脳が「何かが詰まっている」と誤認してしまっています。

つまり、気のせいではなく、れっきとした「筋肉の緊張」と「知覚過敏」が正体です。

漢方薬では半夏厚朴湯がよく使用され、体質にあうと短期間で、のどのつまり感はとれます。

花輪壽彦先生の著書『漢方診療のレッスン』にその豊富な臨床経験から、半夏厚朴湯の効果が出やすい人の特徴を細かく書かれていまうので、ご参考にしてみてください。


・薬を飲むと、のどにひっかかる感じがある
・せっぱつまると、のどが苦しくなり息ができなくなる
・胃カメラは絶対に嫌だ!
↳のどのから胸にかけての感覚が異常に敏感

・胸がつまると言って何度か救急車で病院に行き、異常なしと言われているもの
・半夏厚朴湯の中に入っている生薬である厚朴を必要とする人は、どこか硬さがある
↳筋肉の緊張とか顔の表情という意味でも、精神的な意味でも

・心理的葛藤を、身体表現にして開放する。
・精神的に息行き詰まると、弱いところ、敏感なところに不快な症状として具体的に現れる。
↳その症状がこころの安全弁になっている

思いあたる方がけっこういるのではないでしょうか?

半夏厚朴湯はとてもよい漢方薬ですが、ひとつ注意があります。

それは乾燥させる性質が強いという事です。

のどや口内の粘膜が乾燥傾向で、漢方でいう陰虚(いんきょ)体質の方は、半夏厚朴湯を継続服用すると、のどのつまり感がとれないばかりか逆に悪化する事があります。

のどのつまり感(梅核気・ヒステリー球)に効果がある漢方薬は他にありますので、ご相談くださいませ。