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漢方薬で不快な症状のない生活に 漢方薬で不快な症状のない生活に

漢方薬って本当に効くの?

一般の人が考えているより、はるかによく効きます。

その理由は

  • ①漢方薬には2000年以上もの間に、多くの人々の病を治癒させてきた実績が豊富にある。
  • ②現在の西洋医学の診断基準とは違うモノサシで、人のからだを診るので、西洋医学では病気と診断されない不快な症状の原因がわかり治療することができる。
  • ③からだ全体のくずれたバランスを漢方薬によって調整すると治る症状が多くある。
  • ④補気薬、補血薬、滋陰薬、補陽薬といった体を養う(体の元気をつけるイメージ)生薬が豊富にあり、それらをうまく使用することにより、からだの自然治癒力を働かせるのを助ける。
  • ⑤免疫系の異常から起こる疾患に対して、免疫をコントロールすることにより西洋薬の減薬やアレルギー体質を改善することができる。
  • ⑥西洋医学の治療のサポートを行なう事により、病の治療速度を速めることができる。

*そして何よりも私が漢方相談の中で、患者さんの不快な症状が改善もしくは消失するのを何度も目撃したから。

本当にハーブみたいものが効くの?

例えば

胃の調子が悪い、下痢がつづいている、小便の回数が異常に多い又は漏れてしまう、小便が少なくむくんだり、水がたまる、血便、血尿、食欲がない、かぜが治らない、いつまでものどが痛い、体がだるい、関節が痛む、頭が痛む、アレルギー症状がひどい、咳がとまらない、鼻がつまる、口の中で変な味がする、口臭、体臭、ニオイがあまりしない、生理痛がひどい、おりものや不正出血に悩まされている、子供ができない、皮膚の炎症がとれない、かゆみがひどい、気分が落ち込む、ふさぐ、イライラ、ドキドキ・・・など

書き出していけばキリがないほど、人の悩みは様々です。

そしてそれらの症状に悩まされている方からすれば、ハーブみたいな草木の葉や根では治るわけがないと思うことでしょう。

そうですよね。

現在では多くの人がスマートフォンを持ち、それで買い物をしたり、世界中のどこへでも道案内をしてくれたり、辞書の代わりに使用したり、あらゆる国々の言葉に変換することができます。

そして医学分野でもDNA解析に伴う病気の原因の追求・高度な免疫抑制剤の登場・幹細胞を利用した神経細胞の修復技術・IPS細胞による再生医療などと新しい医療技術の発展のニュースが次々に発表されています。

そのように科学の発展の速さを実感している私たちにとって、現在の西洋医学で治らない病や不快な症状が、木の葉や根である漢方薬で治ると考えることは難しいことだと思います。

では現代の日本人が持つ漢方薬の一般的なイメージは、どのようなものでしょうか?

  • 西洋薬に比べて副作用が少ない
  • 効き目がおだやか
  • 体質が改善できる
  • 味がまずそう
  • 価格が高そう
  • あやしい

だいたいこのようなイメージをお持ちではないでしょうか?

だから私の病気や不快な症状を治してくれるのも、医療技術の発展に伴う新しい治療法に違いないと考えている人も多いと思います。

まだまだ漢方薬も捨てたもんじゃない!

しかしそのような新しい医療技術を皆が受けることができるようになるには、まだ少しの時間が必要なように思えます。

もちろんそれまで待つのも一つの選択肢ではあると思いますが、人生の時間は限られています。

寿命までの限られた時間を有用に過ごすためにも、もしお悩みの症状があるのであれば、治療法の一つの選択肢として漢方薬での治療をオススメします。

漢方薬は現在の西洋医学で繁用されている抗生物質やステロイド・抗ヒスタミン剤・消炎鎮痛剤などに比べれば、速攻性や効果の強さを実感するという点においては劣っている場合も多いです。

しかし現在の西洋医学の考えにはない、こころも含めた身体の全体的な調整能力や体質・気温・湿度・精神的なストレスを考えた上での病気の原因の診断方法は、西洋医学の診断基準では病気と診断されない不快な症状の原因をもつきとめて治療ができます。

また西洋医学での病名で診断された病気に対しても、違うアプローチで治療をおこなうことができ治癒に向かわせることができます。

色々な理屈を書き並べてもイマイチしっくりこないと思いますので、実際に漢方薬によって、病気や不快な症状が改善した症例を見てもらった方が分かりやすいと思いますので、ご参照ください。

症例を読まれた方は、記事の中に出てきた、陰や陽・熱邪や湿邪・気・血・津液などの言葉に、何かオカルト的なイメージを持ったのではないでしょうか?

しかしこれらの言葉は何もオカルト的なものではなく昔の人が、自然の中で生きる人体の現象を観察した結果、生まれてきた言葉です。

漢方薬が有用なのはこれらの言葉が指し示す異常状態(病気)に対して、漢方薬を使うことにより改善できるので、哲学的な思考レベルに終わることなく誰もが使用できる実践的な医学であるということです。

そしてこの実践的な医学を使い、多くの人の命を救ったり不快な症状を軽減させて、苦痛のない生活をサポートをしてきた歴史があります。

漢方相談ってどんな事するの?

だいたいは下記のような流れで進みます。何よりも相談者の話を聞くことが重要です。

  • ① はじめての漢方相談時間は、1時間ぐらいかかります。 色々な質問をさせて頂きます。(病名・症状・体質・季節や気候に対する体の変化・仕事・人間関係・食生活・睡眠・二便(大便と小便)・生理・妊娠経験・ 全身の状態や顔色・舌・患部の状態・発声・呼吸音などもを確認させて頂きます。
  • ② 中医学や漢方の理論で病の原因を考えて、改善するであろうと思う漢方薬を処方します。その時には処方した漢方薬を飲んで頂いた結果、予想される体の反応をお伝えします。(1週間〜2週間分の漢方薬を内服してもらいます。)
  • ③ 漢方薬を内服しながら、症状の変化やご自身の体調を観察してもらいます。
  • ④ 2回目の漢方相談になります。 漢方を飲んだ後に観察してもらった変化を報告してもらいます。思い通りの反応が出た場合は同じ漢方薬を継続して様子を見るか、調整をします。予想通りの良い反応が見られない場合は、前回の漢方薬の飲んだ後の反応や、新たな質問をします。そして漢方薬を変更するか調整します。 1回目と同じように、予想される体の反応をお伝えします。
  • ⑤ 症状の回復が見られる場合は相談する間隔を開けていきます。色々な要因が複雑に絡みあって、思ったような症状の改善反応が見られない場合は、1週間〜2週間おきに相談を続けていきます。この場合は徹底的に不快な症状を起こしている原因を、相談者の協力を得ながら考えていきます。