口臭に麦門冬湯が効果がある人の特徴とは?

2026年01月21日

「歯医者に行き治療しても、マウスウォッシュを使っても、すぐに口のニオイが気になる……」 そんな悩みをお持ちの方は、もしかすると口の中の「乾燥」が原因かもしれません。

ネットで検索すると、口臭対策として漢方薬の「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」が出てくることがありますが、実はこれ、誰にでも効くわけではないんです。

今回は、麦門冬湯が効果を発揮するタイプと、そうでないタイプについて解説いたします。口臭でお悩みで「麦門冬湯を飲もうかな?」と思っている方はご参考にしてみてください。

麦門冬湯が効果がでるタイプの人は口内の潤い不足の人

麦門冬湯が体質にあう人は、潤い不足で口臭が発生している人です。

麦門冬湯はせきによく使われる漢方薬で、添付文書は以下のようになっています

効能又は効果:こみ上げてくるような強い咳をして顔が赤くなるもの、通常喀痰は少量でねばく、喀出困難であり、時には喀痰に血滴のあるもの、あるいはのぼせて咽喉がかわき、咽喉に異物感があるもの。気管支炎、気管支喘息、胸部疾患の咳嗽。

コタロー麦門冬湯エキス細粒添付文書

コタローの添付文書はうまく表現しています。

中医学ではその人の病気の状態を証(しょう)と言い、麦門冬湯は肺陰虚証・胃陰虚証という状態を治す漢方薬です。

陰虚(いんきょ)とは、潤い不足で熱っぽくなっている状態を想像してもらえるとよいです。

添付文書のなかに、「痰は少量でねばく出にくい」・「のぼせて咽喉(のど)がかわき」という表現は肺や胃の陰虚の状態を表しています。

麦門冬湯は主薬の麦門冬湯をはじめ、人参、甘草などの生薬で口内やのどの潤い不足を改善してくれます。

よって潤い不足からおこっている口臭に対しては効果が出ます。

漢方ではその人を体質を判断するのに、舌の状態を見ます。

麦門冬湯が効果が出やすい人の舌を添付しておきます。

(こんな感じの舌苔が少なくやや赤みがかった舌で、乾燥する方は効果のでる確率が高いです。)

効果が出ない人はどんな人?また悪化する人は?

胃腸が弱くて水分をとりすぎると、すぐに胃がぽちゃぽちゃして後鼻漏や痰が多くでる胃腸虚弱タイプは、麦門冬湯を飲むと胃の不調が出て、後鼻漏や痰が増えるので注意が必要です。

もしその後鼻漏や痰が口臭の原因になっている場合は、麦門冬湯を飲む事で口臭を悪化させてしまうという悲劇がおこります。

胃腸虚弱でお腹に水をたくわえやすい人の舌の画像を添付しておきます。

(舌が水っぽくて舌全体が大きくむくんでいるような舌で、胃腸が弱い人は注意が必要!)

また食欲旺盛の暑がりさんで、便秘傾向の人は胃熱タイプで、麦門冬湯を飲むと悪化がしないかもしれませんが、まったく効果が出ないでしょう。

暑がり胃熱タイプさんの舌も添付しておきますので、参考にしてみてください。

(舌の赤みが強く、舌苔は黄色みが強いです。お腹に強い熱をもっているので麦門冬湯じゃ無理)

以上、口臭でお悩みの方で麦門冬湯が効果が出やすい人の特徴です。

漢方薬は専門家と相談して購入する方が、誤りも少なくその後の調整もできます。

口臭でお悩みの方はご相談ください。