娘のがんこな咳
2015年10月04日
5臓の中でも肺はとっても敏感な臓で外気の影響をすぐに受け、様々な症状をが起こる。
空気が乾燥し始める、秋頃から咳に悩む方が急激に増える。
うちの娘も同様で、のどに違和感を2週間ぐらい前から訴え。。徐々に症状がひどくなり、現在は夜にひどい咳が続いている。
うちの妻が1周間ぐらい前に病院につれていき、薬を医師から処方されて、日々飲ませていたが、全然症状が改善せず、夜間に咳き込むのでかわいそうになり、漢方薬を併用させる事にした。
しかし、娘は薬をとっても味わって飲むタイプなので、漢方薬を飲むのを泣くほど嫌がる。。。
痰のからまない乾燥咳なので、麦門冬湯で潤しながら、肺気を降ろしてあげれば良くなるだろうと思っていたが、、、寝る前に一服のましたが。。全然改善しない。。。。
妻「漢方薬、全然効かへんね?」とつぶやく。。。。
おーい・・症状を抑えるには峻烈な作用を示す、西洋薬4成分を長い間、飲んで治らへん咳が緩やかな作用の補剤の漢方薬1包で止まらへん事に対して・・・
漢方に対してはジャッジが厳しすぎじゃありませんか。。。
咳を治すというのは結構難しいのですよ。
《素問・咳論》
「五臓六腑みなよく人をして咳せしむ、独り肺のみあらざるなり」
と古人はおっしゃております。。。咳の原因は肺からくる病機だけでなく、五臓六腑全てから起こりうる病機なのである。とすぐに改善してあげれない言い訳を古人の名言に求める店主です。。。
昨年に妻がひどい咳に悩まされた時は確か・・
五虎湯合麦門冬湯合猪苓湯で良くなった記憶がある。。この時も咳を治すという事は難しいと感じた次第である。
まだまだ修行が足りませんな・・・
大阪の浪速区にあるミズホ薬店の店主。
お店にひきこもって漢方の勉強をしたり、漢方相談をしながら暮らしています。