電話番号 06-6631-2117

【営業時間】平日9時〜20時 土日9時〜18時

【住所】大阪市浪速区恵美須西3−2-11(動物園前駅徒歩5分)

メールでお問いあわせ

漢方薬で不快な症状のない生活に 漢方薬で不快な症状のない生活に

虚証について

2016年10月22日

 昨日、虚証についてぼやいてましたが。。。

例えば『実用中医内科学』ではこう記載されている

◾虚証 
重病や久病の後、身体虚弱で正気が不足するものよく見られる。 
顔面蒼白、精神疲衰、気弱懶言、心悸気短、食少、自汗盗汗、舌質淡嫩、脈無力など。。。

実に教科書通りの記載である。
これが全部当てはまる方はかなりの重症でそんは方はかなりの重病か死の直前である。

例えば昨日に記載した食少なども深く考えてみると結構な人に当てはまる。
(極端に言えば、1日3食をご飯と味噌汁、漬物のみでとてもおいしく食べれるかという事もポイントである)

また、自汗もそうであり、それほど暑くもないのに全身から汗がふき出している人も⇒稀にいるが、やたら足のみに汗をかき、靴下が濡れてしまう方も当てはまるのである。

顔面蒼白もこの文字では、とても青々しい顔を想像しますが、例えばちょっと血色が悪いかなという事もそうであり、気弱懶後も本当は話すことがめんどくさいのであるが、仕事上で明るく振る舞わなければならないという場合も当然あるであろう。
 
結局のところ、全体的に見る事は当然に必要であるが、細かなことを考えながら観察していくという事がとても大事なのである。