素問 調経論の経隧について
2016年11月06日
陳潮祖著『中医治法与方剤』
第18章肝胆病机治法与方剤
肝気鬱結ー調気疏肝
四逆散の項目
《素問・調経論》
「五臓之道、皆出干経隧、以行血気、血気不和、百病変化而生、是故守経隧焉」
条文を例にあげ、四逆散の証が色々部位に症状が現れる事を証明しているが、この経隧とは営気や血や津液が流れる血脈と、衛気や津気が流れる三焦を包括した語であると解釈するのが妥当であると私は思う。
経隧=経脈と翻訳している者もあるが、そのように解釈すると色々な事に矛盾が生じて混乱を招く危険性があると思うが・・・・・
大阪の浪速区にあるミズホ薬店の店主。
お店にひきこもって漢方の勉強をしたり、漢方相談をしながら暮らしています。