信頼すべきは人の治ろうとする力
2020年01月20日
昨日に大きな誤りに気づき反省する。
昨日に、ふと思ったことがあります。
日々、漢方の勉強をして、漢方薬を使用して病の治療への手助けをしてきました。
今までは、漢方の理論(中医学も含む)を勉強して漢方薬や生薬を知り、病の状態と、その状態の改善方法を考えてきました。
私が、いつも大きな信頼を置いてきたのは漢方の理論と生薬の効能でした。
漢方相談をしていて、お客様のお悩みの症状が動かない時や、症状が取り切れない時に、信じていたのは漢方の理論や漢方薬やその中に含まれる生薬の効能であったような気がします。
しかし、この考えには大きな誤りがありました。
当然、漢方薬への人を治癒へ導く効果は信頼するのは、もちろんではありますが、もっと重要な事はその人がもつ「治ろうとする力」であります。
本当にあたりまえの事でありますが、お恥ずかしながら漢方の腕を上達したいと思うあまり、自分の視点が大きく偏っていた事に昨日に気づきました。
今年は、もっとお客様の「治ろうする力」を信じて、お悩みの症状を持つお客様に寄り添いながら、漢方薬をより的確に使用していこうと思います。
「大丈夫、体はその人に生きる意思がある限り自然に治ろうとしている。」
私ができる事は、その手助けを行うのみであります。
当然、漢方の腕を磨くための、日々の勉強は忘れませんが!
大阪の浪速区にあるミズホ薬店の店主。
お店にひきこもって漢方の勉強をしたり、漢方相談をしながら暮らしています。