2021年02月03日
石田秀実氏の現代漢方への警笛
『現代語訳 黄帝内経素問』の監訳者である、今は亡き石田秀実氏が現代漢方への警笛を鳴らされている。 SNSの発信に力を入れる事により、漢方の勉強に心血を注がなくても、お客様が来てくれる時代。 さらに時代は漢方薬も人の診断で […]
2020年01月21日
お客様への心配とは
お客様への心配は、自分への心配でもある。 私の漢方相談のやり方は、新規のお客様に対してては、通常は1週間〜10日分の漢方薬をお渡しします。 お悩みの症状がひどく、近所にお住まいの方や勤務先が当店の近所の場合には、もっと短 […]
2020年01月20日
信頼すべきは人の治ろうとする力
昨日に大きな誤りに気づき反省する。 昨日に、ふと思ったことがあります。 日々、漢方の勉強をして、漢方薬を使用して病の治療への手助けをしてきました。 今までは、漢方の理論(中医学も含む)を勉強して漢方薬や生薬を知り、病の状 […]
2018年03月19日
日本漢方の書籍の面白みが分かってきた
昨年に、私が尊敬する凄腕漢方家の先生に「江戸〜昭和初期の書籍も読んだ方が良いよ」とアドバイスを受けてから、やっと数日前から読み始める事にした。 アドバイスを受けてからだいぶ時間が経ったのであるが、別にサボっていたわけでは […]
2017年06月06日
陰虚により咽喉乾が起こる原理のひとつ
劉渡舟著『傷寒論講稿』より抜粋 咽喉是人身上的要地、喉通于肺、咽通于胃。”頭為諸陽之会”、而咽喉即是”諸陰之所集也”、足少陰之脉更貫咽喉的。因為咽喉発生音、進飲食、通呼吸、所以必須有足量的陰液来充養。 &nbs […]
2017年06月02日
木を見て森を見ず現象
最近、自分の悪い癖に気がついた。。。 例えば、色々な症候を持っている方を治療する事になり、その方から色々な情報を集め弁証論治を行うのであるが、4割〜5割程度の改善してきたが、その先へは進む速度が遅くなった場合。 早く良く […]
2017年06月01日
気温の上昇が急激すぎるわ!!
今年は異常な暑さである。。。 肺陰虚を抱える方は、急激な天之気の変化に人体の気機がついていけずに温熱之邪の転属傾向が早すぎるように思える。。。 このような時には傷寒論理論では邪気のさばき方は幅がなさすぎて、怖 […]
2017年05月30日
その先のお考えが聞きたいのですよ
本日も劉渡舟先生のお話を聞いております。 聞いていると行っても書籍を読んでいるだけであるが、私はこの方の授業を受けているつもりで、読んでいるのである。 今の自分の身は貧乏なお店を切り盛りしながらなので、お店を休んで授業を […]
2017年05月29日
弁証と最大公約数的論治
こっちを立てるとあっちが立たない、あっちを立てるとこっちが立たない。 結局は、その方に一番と思える最大公約数的な答えを、生薬の量と組み合わせにお客様の懐事情を加味する事により求める。 先程、色々とややこしい症状を抱える方 […]