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漢方薬で不快な症状のない生活に 漢方薬で不快な症状のない生活に

熱症状を示すが透明な鼻水が出る件

2016年12月06日

疫毒(ウィルスや細菌)が口鼻から侵襲して、口乾、咽喉痛や発熱を示すが透明な鼻水が大量に出る。。。

この場合は鼻水が透明でさらさらしたものが、大量に出るが決して傷寒の病機ではない。

これに関しては疫毒が急激な勢いで肺の経隧を襲い、津気の流通を妨げ局所的な熱厥現象が起こる。

そしてその局所的な熱厥現象が肺の経隧(具体的には鼻部位での三焦の膜腠)の攣急が起こる事により気血津液の流通を妨げたために、津液が溢れ出た現象である。

長期に続けば当然、鼻水は粘稠になったり、黄色を帯びてくるが、発病当時は透明でさらさらを呈する事も少なくない。。

その大量のさらさらの鼻水を見て、傷寒の治療薬の一つである、辛温解表薬の類を決して与えてはいけないのである。

もし、そのようなことをして、熱症状を悪化させたり、咽喉痛をさらに酷くした場合は明らかに、術者の誤診による誤薬なのである。