もうそろそろ旗揚げ☆

　 今回のブログは、今はこの次元にいない父親に対してのメッセージです。
届くかなーーーー？？？

　中医学＆漢方医学を勉強し始めてもうすぐ２年になります。。。
何せ、相変わらずに極貧店舗なので時間だけはたっぷりあり、多くの時間を書籍を読むのと、考えをまとめるのに費やす事ができました。

　本来は３年経ったら、漢方薬の旗を店頭に揚げようと思っていましたが、 中医学的な人間の体の理論やイメージと外的要因の関係性を少しは全体的に理解ができたので、少し早めて、もうそろそろ旗揚げしようと思います！！
（実行は漢方薬を仕入れ始めた１０月までにはと考えております）
それに、現在使っているハイカウンターもゆっくり診断できるようにローカウンターに変更しなければなりません。現在のカウンターの廃棄費用とローカウンター購入費用が非常に辛い！！）

　長年に渡り、本気でこの道を追求している先生方の足元にも及びませんが、惰性で病名漢方をやってきた先生方には負けません！！ 
そして、私は中医学的な人間の体の認識も、そこら辺の方とはちょっと違うアプローチの仕方をしていると自負しています。（まあ、病機を治せんかったら、ただの自己満足なのだが・・・） 
　最近では、父親の部下であった人が経営している漢方薬屋のアトピー性皮膚炎の方２名への病機の診断と方剤へのアドバイスもできるようになりましたよ。。

 何よりも、大学に行かず、色々な事には興味があったがイマイチ定まらずにふらふらしていた自分にドラッグストア業界に導いてくれた父親に感謝！！
（そういえば、絵を書くのが好きな時もあったし、独りで雪山に登った時もあったし、岩壁に登った時期もあったし、ちょっとだけバンドをやった時期もあった、バイクに乗るのも好きやったけど、どれも根気がなく続かへんかったなーー。。。強いて言えば岩壁に登るのは、上達も早く練習もコマメにしてたんですよ。。なんかちょっと年上の人に生意気やて言われて、長野県から帰ってくる時に、喧嘩してなんかめんどくさくなって辞めたんですけど・・・そっから、ピアスとか開け初めて変な方向にいきましたね。。。）
父親の誘いがなければ、この歳になって中医学や漢方医学に夢中になり勉学に励むこともなかったでしょう！！ 

　明日はその父親の三回忌ですね。
死に際に自分に「なんとかしてくれ」と 頼まれた事は忘れてませんよ！！
 
　周りの人からは馬鹿げている事だと思われるかもしれませんが、私は本気で父親の死因である「癌」を治せる臨床家になろうと思っています。
　そして、中医学や漢方医学はあくまでもきっかけに過ぎないとも思っています。

　これから将来、日本の経済はそれほどは良くならないと私は思いますので、その中で漢方薬の費用はあまりにも高すぎます。。そして、この二年の間にも、生薬原料の値上げにより各社の各方剤の価格も上がっています、
結局は金持ちにしか使用できない医療 なのではないのかなとも思っています。。
中医学や漢方薬を学めば学ぶほど、興味も増し面白くもなってくるのですが、そのような理由もあり、正直、心の底ではあまり好きではないのです。
基本は中医学や漢方医学ですが、人間の体の真実に少しでも迫れれば、費用もかからない治療法も見つかるのではないのかとも考えております。

　今年で私は３７歳になるのですが、昔から変わらず、夢や理想だけは大きく掲げてい生きています。
しかし、過去には全くといって「根気」が欠如しており、色々な事に興味が出てあっちへいっては飽き、こっちへいっては飽きて一つの事をやり続けるという事がなかったですね。

　しかし、今では父親の誘いで入ったドラッグストア業界で培った「根気」が今の私にはあります。
これに関しては、会社に務めた約１３年の間にお世話になった会社の方々にも感謝しなければなりませんね。
（思い出せば、いっぱい怒られたなーーー。。。ひどい人は名前で呼ばれず「アホ」て呼ばれた時期もあった、しかしその人は本当は私の能力や将来性を買ってくれていたのも知っていたし、出世への道も与えてくれました。
日頃は父親とは全くと言っていい程、口を聞きませんしたが、責任の重さが増す立場の辞令を貰った度に、必ず帰りには父親には電話していたんですよ。
今でもその会社の事はよく思い出すし、その会社の価値を、皆と共にその業界の中で自分の孫の代まで名が残るような会社にしたいという夢もありました。）

　しかし、今の自分には父親との約束を果たすという夢があります。。。
両手じゃかかえきれない。。。
（父親は自分が社会に出て一番初めの上司であり、一番最後の上司です。会社に入る前の数ヶ月間は父親のお店で一緒に働き、死ぬ直前の半月間も一緒に働いたのですから・・・）

☆追伸☆
　相変わらず、仕事以外は何もしていません。。。
今まで通り、嫁にも親切にしていないし、二人の子供の面倒を全く見ておりません。。
今の所、する予定もありません（笑）

　最後に死後の世界があるかどうかは、今の段階では私にわかりませんが、もしあるとしたら将来再び再会した時に目一杯褒めてもらえるように、日々精進し努力してまいります。

山本 祐嗣

大阪の浪速区にあるミズホ薬店の店主。
お店にひきこもって漢方の勉強をしたり、漢方相談をしながら暮らしています。