だいぶ春
2017年02月16日
『内経素問 陰陽離合論』
皇帝問曰、余聞天為陽、地為陽・・・・・・・・故生因春、長因夏、収因秋、蔵因冬。失常則天地四塞。陰陽之変、其在人者、亦数之可数。
だいぶ春やね。
冬に蔵していた気が地上に充満し始めている。
昨日は冬場にはお店にいなかった変な虫が出てき始めて、私は駆虫薬を新たなものに差し替える。
今日も変な虫に額を噛まれる。痒い。。。
今日の昼の気温も上がり、陽気が冬のそれとは違う。。
蔵から長へ、様々な生命は生まれ始める。。
当然、当店で治療中の方にも変化がみられる。
例えば・・・
安定してたアトピー性皮膚炎に赤みや滲湿液が出始め、方剤を変更する事により治まる。
他のアトピーの方は冬の間は一切起こらなかった、一部の患部が化膿する。
これも先程の店内に発生する虫と同じで生命が生まれている。
小宇宙やなーー・・・
(抗菌作用のある生薬を加えました。。。)
陰虚火旺盛の内風で起こる手の震えでお悩みの方も、内風が強まることにより不眠や手の震えが悪化し鎮肝熄風薬の入った方剤に変更するなど
自然現象だけでもなく、人間の気もそれに呼応し変化する。
これは悪化ではなく自然の理である。
もし異常な気候になり陽気が強すぎたり、弱すぎたりしたらさらに証候はおかしくなり、甚だしい場合は死に繋がる場合もある。
昨日から、会計時の支払いがやたら一万円札で釣り銭の札束が不足する。。。
東方の風により一万円札が大量に発生している。。
これも自然の理である。。
(これは違うか???)
中医学を勉強して、病機の証候の変化から季節を感じるようになった。
天人相応
やっぱ考えた人の洞察力や発想力は天才やわ!
黄昏れてんと勉強しよ💢
大阪の浪速区にあるミズホ薬店の店主。
お店にひきこもって漢方の勉強をしたり、漢方相談をしながら暮らしています。