天門冬について
2017年06月14日
また痺れる文章に出会った。
《本草蒙荃》より抜粋
天門冬復走足少陰腎経、屡々滋腎助元、令肺得全其母気、故消痰殊功。蓋痰系津液凝成、腎司津液者也、燥盛即凝聚、潤多即化、天門冬潤剤、且複走腎経、津液縦凝、亦能化解。
麦門冬蓋雖薬剤滋潤即一、奈経絡兼行相殊、故上而止咳不勝干麦門冬、下而消痰必譲干天門冬爾。
先哲亦曰、痰之標在脾、痰之本在腎。亦曰、半夏惟能治痰之標、不能治痰之本。
以是観之、即天門冬惟能治本、不能治痰之標、非但与麦門冬殊、亦与半夏異也。
かっこよすぎる。これを理解すると
神農本草経の
《本経》
主諸暴風湿偏痺、強骨髄、殺山虫。
この文面をちっと理解できる。。。
にゃるほど。。。
大阪の浪速区にあるミズホ薬店の店主。
お店にひきこもって漢方の勉強をしたり、漢方相談をしながら暮らしています。