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半夏と生姜について

2017年06月16日

今日は日本人の文面を記載します。

『傷寒論の謎 二味の薬徴』田畑  隆一郎著 から抜粋
 
 生姜・半夏は仲良くペアを組んで嘔家の主薬として働き、停水宿飲を和し、嘔、嘔吐、喘咳、
噫を治すのであるが、半夏なく生姜のみは水の動揺を鎮め、生姜なく半夏のみは水毒の結聚を散ずる能に優れている。
 生姜、半夏、乾姜三物とも同じく駆水であっても、それぞれの個性を発揮して所属するチームの中で活躍する。

 その働きを畑の中で作物が育つ姿にたとえてみると、水の動揺逆行を鎮める生姜はさしずめ暴れ水をうまく制御して流し去る畝のようなもので、その量の多少は畝の高低にたとえることもできるし、呑酸、嘈囃を治す生姜瀉心湯や眩暈、下痢に働く真武湯の薬能からも想像は難しくはない。

 結聚した痰飲を散ずる半夏の能は、小陥胸湯の心下に在りて之を按じて痛む病や、咽喉痛の半夏散に至るまで粘飲を開くことも恰も畑の土をうまくほぐして作物の成長を快適ならしめる耕起のようなものである。
 また乾姜と組む半夏は土中に充分な活力を与え作物に補給する有機堆肥とも考える事ができる。 

赤字の畝表現と耕起表現がええですな。。。田畑先生。。。

生姜で邪気により破壊された畝を再構築して脾胃の水の流れ正常化する。
暴れ水を制御するね。。。
脾は万物を生み出す土のとかけているのですかね?

飲や痰によって、脾胃の土がダマになった状態をこのような作業によってにほどいてあげ、気や津液の流通を良くする。。。

そして半夏と生姜のおかげて、万物の生み出す土である脾胃が整い、胃の気の流通が改善されるのである。。。

この文面も痺れるわーーー。。。