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お酒の中医学的考察

2015年06月29日

酒は百薬の長というけど、飲み過ぎは毒だ。
中医学的に考えると 
四気 大熱 
五味 大辛・甘 
帰経 脾・肝・腎

て感じでしょうかね。。。
簡単にいうと・・・
めっちゃ体をあっためる大量の液体を急激に胃腸にいれようなイメージ。

ある程度の量なら胃腸・肝臓・腎臓・膀胱がフル回転して尿で排出してくれる。

ただし、体の臓腑のキャパが越え始めると、余った水が異常な熱と合体して湿熱や痰(ネバネバした熱性の痰のような)が体の中に蓄積されていく。

その湿熱が胃腸の熱感・口の渇き・尿量の減少(尿は黄色みが増し濃くなる)・頭痛・吐き気、体のだるさ等が現れる。
中医学的には外因は違うものの夏の熱中症も二日酔いも似たような五臓六腑の乱れだ。

中医学では二日酔いや軽い悪酔いも五臓六腑の乱れを正すという事では得意分野です。

その湿熱を取り除いてあげる為の生薬を組み合わせて体にいれてあげれば比較的楽になる。(自分の体で何度も人体実験済み)
五苓散のような利水剤(5味のうち4味が利水作用のある生薬)で体の中に溜まった水分を排出させながら黄連解毒湯のような清熱解毒剤(4味のうち3味が清熱解毒剤)で熱を冷ましてあげれば良い。・・自分はさらに発展させて清熱解毒剤は違う処方を愛用していますが・・

一般消費者が手軽に手に入るものがある。それは鷲の会社の胃腸内服液だ(五苓散+黄連解毒湯のドリンク剤)
全国的には実績はそんなに高くなかったような気がするが他のものを飲むなら、飲み会前&飲み会終了後に1本づつ飲んでおけば翌朝の不調は軽減できる。。
⇨効きが悪ければ中の生薬が劣悪なもの使用しているのだと思う、生薬製剤はメーカーによって効きが違うので・・

お酒の中医学的考察続編はまた後日に・・・