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麻黄湯のお勉強

2016年11月10日

最近、ブログを更新する時は決まって読書するのに飽きた時。。。。

毎日、長時間、本を読むが、絶対にやって来る中医学用語を見るのが嫌になる瞬間。。。

「俺は中医学マニアで中医学の本さえ読んでれば幸せ」と自分に言い聞かせるが、全然効果なし。。

やっぱりやってくる

「あーおもんない・・・」

達人は24時間毎日、読んでも読んでも面白く感じるやろなと想像すると、やっぱり俺は凡人なのである。。

凡人なりに、とにかくコツコツ勉強する。。。

本日は麻黄湯のお勉強・・・
(とにかくストレス発散のために、ダラダラ記載する)

麻黄湯⇒麻黄・杏仁・桂枝・甘草

麻黄湯のメインは当然に麻黄・・・

麻黄の味は辛味の中に苦味がある。。。

辛味は発散し、苦味は下降する。。。

麻黄湯内の桂枝の味は辛味メインの甘みを含む

そして両方とも温める作用を持つ。。

麻黄湯内の桂枝のおかげで、辛味の味が増し、より発散作用が強くなる。。。

麻黄は主に肺に作用するのであるが肺の宣発(発散作用)を高める。

杏仁は主に肺の粛降(収縮や降下)作用を高める。

ふたつの作用で肺の粛降運動の正常化に働き。

咳嗽で乱れた肺気を修正したり、皮膚の表面にへばりついた風寒邪を振り払う。。。

甘草はそれら生薬を調和しつつ、発散しすぎないようにブレーキ作用も担う。。。

麻黄湯内の辛味を増している桂枝を抜くと辛味より苦味が引き立ち、発散作用は弱まり下降作用の働きが目立つようになる。

そして麻黄は膀胱に入るので利尿作用が引き立ってくるのである。

例えば麻杏薏甘湯
麻黄・杏仁・薏苡仁・甘草からなるが、こいつには桂枝がいない。。。

先程書いたように、苦味が引き立ち下向きに働くき利尿作用に働く、さらにこいつには味が甘く淡ーい、薏苡仁が配合されているのである。

しかも薏苡仁には脾胃系統や肺の系統の余計な水をさばく作用があるので、麻黄単独の肺系統の余分な水のみならず、脾胃系統の余分な水まで膀胱を使い排出を促すのである。

肺系統⇒皮毛
脾胃系統⇒肌肉

例えば、水いぼなどは肌肉の余分な水腫と判断する方が正しいと思う。
 
よって麻杏薏甘湯には桂枝は配合されていないのである。

麻黄を上向きに働かすのか、下向きに働かすのかはトッピングする生薬の味しだい。。

石膏や白朮や生姜をトッピングする事により、また色々作用が変わる。。。。

ほんまに、味や寒熱で色々変わる。。。結構重要な方剤全体として味のでき。。。

まるで料理みたいやーーーーーー!!!