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漢方薬で不快な症状のない生活に 漢方薬で不快な症状のない生活に

温経湯

2015年09月10日




昨日に引き続き、読んでる書籍にまた温経湯の金匱要略の温経湯の条文が出てきた。。

《金匱要略 婦人雑病篇》 

「問うて曰く、婦人、年五十ばかり、下利(1本に下血とあるが)を病み、数十日やまず、暮には発熱、小腹裏急(下腹部がひきつる)、腹満、手掌煩熱(手のひらがほめく)唇口乾燥するは何ぞや?
師曰く、此病は帯下(婦人病のこと)にぞくす。何をもって知るか?かつて、半産を経て、瘀血少腹に在って去らず、何を持って之を知るや。其証唇乾燥す。故に之を知る。当に温経湯を以って之を主るべし」

50歳ぐらいの奥さんが、性器からの出血を病み数十日やまずに、発熱して下腹がひきつり、腹満し、手のひらがほてり、唇や口の中が乾燥するのはなんでや?
弟子がお師匠さんに聞いたところ。

お師匠さんが、これは流産したが、子宮の中にその残骸が残っていて、その残骸が血の流れを滞らせ、この奥さんの訴える症状が起こってるのだよと弟子に答えてる。

そしてお師匠さんが、その残骸の血の滞りは温経湯という方剤で流せば、この奥さんの症状は解消するのだよと教えてくれている。。。。

現在の西洋医学ではこの奥さんの訴える症状から、この病機の本(原因)は見つけれないと思う。。

だいぶ昔の人ですが、張 仲景先生はやっぱりすごいなー!

私もこの方に「なんぞや?」したいなーーー。。。。。