職人気質
2015年11月11日
今月はもっぱら、日本漢方を勉強中です・・・
(日本漢方と言い方は変やと思いますが、あえて分かりやすいように・・)
大塚敬節先生や山田光胤先生(この先生は大塚敬節先生の娘さんのだんなさん)、細野史郎先生、藤平健先生の書籍を読みあさっています。
だいたい、昭和初期から中期にかけて皇漢医学復興に力を捧げて来られた方々で、医師ですが、薬局業務と違い、西洋医学に匙をなげられた生死の境をさまよう方々も漢方薬で立ち向かっていく所が見どころですね。。漢方薬の効き目に絶対的な自信がなければできない事でしょう。。。
証の見立ての失敗による患者を助けられなかった出来事も記載しているので、やっぱり読んでて「えっ!」てなる。。。
この方々の書籍を読ましていただいて大変勉強にはなるのだが、でも、やっぱり中医学と違い、陰陽五行を中心に理論付けされていないので、病機に対しての投薬方法が、パターン的であり、感覚的である。。。(中医学でも感覚は大事でイメージする力が重要であるが、店主的には割合が高すぎるように思える)
なんとなく、日本特有の職人気質の世界感が漂っているように感じられる。。。(寿司職人に成るための飯だき◯年みたいな・・・)
大阪の浪速区にあるミズホ薬店の店主。
お店にひきこもって漢方の勉強をしたり、漢方相談をしながら暮らしています。