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漢方薬で不快な症状のない生活に 漢方薬で不快な症状のない生活に

最近の若者の常連さんの話

2016年07月12日

自店では珍しい年が若めのお客様がほぼ毎日、当店特製の青汁とエナジードリンクを飲みに来る。。。

 最近来店頻度が増えたなと思ったらどうやら、私のオカルト的な話が目当てらしい。。。

このお客さまの日常生活であまり使われない「気」の存在が気になるらしいのだが、現代の西洋医学や物質至上主義の世の中では、目に見えるもの以外はどーもしっくりこないみたいなので少し長い時間をかけて話をしたが、少しはオカルト的な世界に興味をもったかな?

お客さまは日常生活に気の存在がないと思っているが、普通に「元気がない」「やる気がでない」「病気」「気が滅入る」「気のせい」「気にする」「気持ちがよい」など、「気」という言葉が実はかなり日常生活に散乱しているのだ。

それ以前にお客様は「気」には質量はあるのですか?と聞いてきたが、この質問自体が現代の化学や科学が優れているという驕った認識以外の何ものでもないと思う。。。

 まずは、そんな目に見えない世界のレベルで考えるのではなく、例えばやる気が出ない時や元気が出た時などの自分の身体の自覚症状を認識すれば良いのだ。。。

中医学でいう「陰」と「陽」の「陽」の部分であり、物質ではなく機能的なものというのがおおまかな答えである。

人間以外の動物や昆虫、植物にも気があるのですか?とお客様に聞かれたが、当然ある。。。

超わかりやすく答えると、元気がない状態が0になれば死ぬからだ。。。
元気という言葉を分解すれば元の気であり、中医学的には腎が主る気である。。生命活動の大元の気である元気がなくなれば生命体は肉体のみになり、死という状態になる。
ちなみに肉体は陰であり、陽がなくなり陰のみの状態になる事が死になる。。

 このような事をブログに記載していると以前書いた張景岳先生が朱丹渓の「陽な常に有余し陰は常に不足する」という理論を徹底的に批判していた事を思いだす。。

確かに死という状態を陰陽論で論じれば、答えが明白である、「陰」であるが肉体が「陽」である気がなくなった後でも、動物や細菌類に分解されるまでこの世の中には存在する。
それでも骨は残ったりすることが証左ではないか。
陰が不足するという事を否定しているのではなく、陽が常に有余するということがおかしいのであると私も思うのである。

話が脱線したが、この若者は「気」を意識していないだけで、この世の中は「気」の存在なしではなりたたないのだ。。

その若者に伝えたが、西洋医学の医師に自分が思う事を理詰めで聞いて行っても、精神的なものであるとか、気のもちようであるとか、 ストレスのせいとか、挙句の果てに現代医学ではまだ解明されていないとか結論づけて、結局は物質的なものから離れてしまうケースが多いのではないのかなーーー。。。