逍遥散の薄荷について
2016年11月07日
私が尊敬する日本人で中医学にお詳しい二名の方が逍遥散の薄荷を同煎か後煎かで意見が別れているように思える。
多分 1名は逍遥散の熱を発散する力が必要なので後煎を主張されている。
もう1名はあえて薄荷を同煎することにより、柴胡との協力により疏肝作用を高めると主張されている。
初学者の私はどちらが正しいと判断すれば良いのか?
とりあえず、どちらも正しく患者の呈する病機により使い分ければ良いと判断しておこう。。
日々、勉強していく内に答えは明らかになっていくであろう。。。
お二人とも、中医学を長年に渡り真剣に勉強されてきたようなので私は尊敬しているのであるが、このような方々でも意見が別れるところが中医学の面白い所でもある。
要は、目の前の方の病機が治れば、どっちが正しいかは関係ないんですが・・・・
大阪の浪速区にあるミズホ薬店の店主。
お店にひきこもって漢方の勉強をしたり、漢方相談をしながら暮らしています。