猪苓湯のお勉強
2016年11月13日
猪苓湯の方意は利水育陰であり
傷寒論223条の猪苓湯の文面を示すことは・・・・
梔子豉湯⇒白虎加人参湯⇒猪苓湯
この条文の流れは陽明経の病機の変化の一部を表現している。。。
いわゆる熱と傷津のパワーバランスてことやね。。。
にゃるほど、これはだいぶ参考になる。
ほんでもって山梔子⇒石膏⇒滑石の使い方のヒントにもなる。。。
やっぱり傷寒論の陽明病の中には温病の原石がいっぱいあるんやね。。
にゃるほどねー
痰や飲の原因である湿邪は陰邪であるので陽の存在である気の流れを妨げるので厥を引き起こす。
熱邪は陽邪ではあるが、これも厥を引き起こす。
この現象が熱厥である。
よって湿と熱が合体した湿熱は、湿が多いのか熱が多いのかという、加減は無限にあるため、またその存在箇所も色々あるので、ややこしいやつ。
しかし、これやったら陳潮祖先生の白虎加人参湯の示す病機の病位は肺系統ていう理論がイマイチしっくりこなくなるが。。。
私の肺経湯の認識が浅すぎるからか???
と思ったが
・ 手太陰肺経⇒手陽明大腸経⇒足陽明胃経⇒足太陰脾経
はいはい、この流れね。。ますますこの流れがいかに密接なのかが伝わる。
傷寒論を理解しやすいように、臓腑にハメようとすると、逆にわかりにくくなる。
にゃるほどね・・
大阪の浪速区にあるミズホ薬店の店主。
お店にひきこもって漢方の勉強をしたり、漢方相談をしながら暮らしています。