三七人参について
2016年11月20日
朝から頑固な筋肉疾患の方の処方を考えていて、三七人参について考察することになり、色々と調べていた。
三七人参は粉末で使うので、他の生薬に比べて多く服用させる場合が多い。
よってその薬性が温性であるのかどうかは極めて重要になる。
色々な書籍はやはり温性や微温の表記である。
その中で張錫純先生は温性を否定している。
医学衷中参西録から抜粋
三七,诸家多言性温,然单服其末数钱,未有觉温者。善化瘀血,又善止血妄行,为血衄要药。病愈后不至瘀血留于经络,证变虚劳(凡用药强止其血者,恒至血瘀经络成血痹虚劳)
張錫純先生曰く
「三七は多くの者は温性と言っているが、私はこれを数銭単独で飲ましてきたが、未だに温かく感じたものはいない。」
この方は、生死の境を彷徨う患者を多く救った、バリバリの臨床家の現場での意見なのでかなり信用に値するものだろう。
確かに、乾姜や附子は内服すると温性は感じられる。
確かに、三七人参を1回量を粉末状で1g(生薬単味の服用量としては多い)を内服してもどこかの部位が温かくなる感じはしない。
現在の所では、張錫純先生を信用して温性ではないという認識にしておこう。

大阪の浪速区にあるミズホ薬店の店主。
お店にひきこもって漢方の勉強をしたり、漢方相談をしながら暮らしています。