慢性上咽頭炎の方は辛いものを食べると症状が悪化する
2021年03月29日

こんにちは。ミズホ薬店の山本です。
今回のブログは、慢性上咽頭炎の方が辛いもの食べると、症状が悪化するというブログを書いていきたいと思います。
慢性上咽頭炎の方が辛いものを食べると症状が悪化する方は多い
慢性上咽頭炎の方が辛いものを食べて良いかどうか?は体質によります。
ただし多くの慢性上咽頭炎の方をみていて思うのは、辛いものを食べて悪化する人が多いという事です。
辛いもの食べるとどんな事がおこるの?
慢性上咽頭炎の方で、体質的にあわない方が辛いものを食べると
- 痰のへばりつきが増えて不快
- のどにモノがひっかかったようになる
- 咳がふえる
- のど(上咽頭)の痛みが増す
- のどや口のかわきが強くなる
このような症状が強くなります。
日常で食べる事が多い辛いものと言えば、
唐辛子・鷹の爪・わさび・ししとう・山椒・カレーに使われているスパイスなどがありますよね。
後、しょうがやネギなんかもありますね。
これらの食材には注意が必要です。
知らず知らずのうちに食べて、実は慢性上咽頭炎を悪化させているという方がけっこう多いです。
ちなみに慢性上咽頭炎だけでなく、副鼻腔炎(蓄膿症)やアトピー性皮膚炎の方の中にも、同じように辛いモノを食べて悪化させている方は多いです。
辛いものを食べてはいけない体質はどんな人?
ではどのような人が辛いものを食べて、悪化するのかをあげていきたいと思います。
- 冷たい飲み物を好む
- 舌の色の赤みが強い(舌先だけのこともある)
- 唾液の量が少なく、口や舌、のどが乾燥している
- 痰の量が少なく、のどにへばりつく
- 食欲はある
- お腹が弱くなくて、あまり下痢にならない
これらに当てはまらない方でも悪化する事もありますが、この条件にあてはまる方は注意が必要です。
辛いものをやめるだけでも症状が改善する事がある
これは漢方相談をしていて良くあることですね。
明らかに「辛いものを食べると悪化する体質だなー?」と思い、お客様に食事の内容を聞くとしょうがを毎日食べていたり、しょうがのお茶を飲んでいたりするので、食べるのを止めてもらうと痰のへばりつきが改善する事があります。(昔に流行ったしょうがブームのせいか、しょうがを積極的にとっている方が多い。)
漢方薬で悪化している方もいる
ウソのようなほんとうの話。
慢性上咽頭炎の治療のために飲んでいる漢方薬のために、症状を悪化させている人は意外に多いです。
よくあるのが小青竜湯、葛根湯加川芎辛夷、半夏厚朴湯。
この3つが多いですね。
さきほどの辛い食べ物の話ではないですけど、これらの漢方薬にはどれも生姜(しょうが)が入っています。
正確にいうと生姜を蒸したり、乾燥させたモノですが。
生姜がだけでなく、桂皮(シナモン)や紫蘇(シソ)なども入っていたりしますので、さきほどの食べ物による悪化の被害が大きいですね。
当店で漢方薬を飲んでもらい、慢性上咽頭炎が改善されて、現在は比較的に快適にすごされている方も、当店に相談される前は小青竜湯を飲んでいました。
そうそう、この方は小青竜湯だけでなく、生姜のお茶も飲んでました。
小青竜湯と生姜のお茶を止めるだけで、強い口やのどのかわき感が3日で改善しました。
ただし、痰のへばりつきや息苦しさは改善しませんでしたので、漢方薬を飲んでもらい、その症状も現在は改善しています。
もちろん小青竜湯・葛根湯加川芎辛夷・半夏厚朴湯で症状が改善する方もいますので、やはりご自分の体質にあった漢方薬を飲むのが大切ですね。
慢性上咽頭炎の方の漢方薬選びは慎重に
漢方では「肺為嬌臓:肺は嬌臓(きょうぞう)を為す」という言葉があります。
「嬌」はきゃしゃという意味で、肺は寒熱の刺激に弱く、すぐにバランスを崩してしまい病になっちゃうよという事です。
たとえば寒い日に薄着で長時間したりすると鼻水が出たり、鳥肌がたったり、暑い日は皮膚から汗が吹き出して、刺激に対して敏感に変化するよという事ですね。
漢方内科や漢方薬局で処方された漢方薬で悪化させたり、自分で効能・効果を見て購入されて悪化させている方は、けっこう多いです。
飲んだ漢方薬で、症状がどのように変化しているかという事を、しっかりと観察する事がとても大切です。
漢方薬は体質改善をするので2,3ヶ月飲んでいるうちに効くというのは、皮膚や粘膜系の病(アトピー性皮膚炎・副鼻腔炎・慢性上咽頭炎・間質性膀胱炎など)の場合には、その考え方は止めた方が良く、1週間、遅くても2週間もあれば、良い反応や悪い反応が必ず出ます。
それは肺が嬌臓(きょうぞう)であるから、漢方薬に対しての反応も早いからですね。
だから、慢性上咽頭炎の方は漢方薬や食べ物は慎重に選ぶ必要があります。
もちろん症状が改善した後は、症状が強い時ほど過敏になる必要がありません。
漢方でいう肺は皮膚の表面部分や粘膜部分も含まれますので、漢方薬に含まれる生薬の寒熱刺激にも敏感に反応しますので、漢方薬選びは慎重にする必要があります。
慢性上咽頭炎が悪化する食べ物の体質わけ
後日に、同じ慢性上咽頭炎でも悪化する食べ物は体質によって違うという内容のブログを書きましたので、よろしればご参考にしてください。
慢性上咽頭炎の漢方薬での治療は以下のブログに記載しています。

大阪の浪速区にあるミズホ薬店の店主。
お店にひきこもって漢方の勉強をしたり、漢方相談をしながら暮らしています。